Windows Server の概要

Windows Server できること

  1. いろんなサーバーが立てられる
    • DNS
    • IPAM
    • File Server
    • ...
  2. 認証を管理できる
    • ユーザーのアカウントポリシーとかを管理できる
    • ダイナミックアクセス制御というのが新しい機能
    • ワークプレースジョインというのが、BYOD的な時に使う機能
  3. 仮想化ホストになれる
  4. 冗長化クラスターを組める

また、新しい機能については、Windows Server 2012R2の新機能、非推奨の機能を見ると良い。

エディション

Windows Server のエディション

最近は4つだけ知っておけば良い。
Standard, Datacenterのライセンスについては、後で詳しく書く。
  • Foundation
    • OEM製品についてる(つまり物理のみ)
    • 小規模向け
    • 仮想化できない
    • 1プロセッサ(2CPU), 最大15ユーザ
    • その他、管理機能や認証で制限あり
  • Essentials
    • 中小企業向けエディション
    • 仮想化できない
    • 2プロセッサ(4CPU), 最大25ユーザー/50デバイス
    • その他、管理機能や認証で制限あり
  • Standard
    • 機能的には、Datacenterと変わらない
    • 仮想インスタンスの数が2つまで
  • Datacenter
    • なんでもできる
    • 仮想インスタンスも無制限

SQL Server のエディション

下の3つだけ知ってれば大丈夫。

  • Standard
    • 基本機能
    • コア数単位、ユーザー数単位のどちらのライセンスもある
  • Business Intelligence
    • BIツールが使える
    • ユーザー数単位のライセンス
  • Enterprise
    • レポート、分析機能が使える
    • コア数単位のライセンスのみ

バージョンとサポート期間

Windows Serverのバージョンは現状では、以下の表のようになっている。
サポート期間は、 `マイクロソフト サポート

ライフサイクル <https://support.microsoft.com/ja-jp/lifecycle/search?sort=PN&alpha=Windows%20Server&Filter=FilterNO>`__ からの抜粋。 | エディションごとの差異としては、Essentialのみ、サポート期間が特殊。

  • Windows Server OS
Version リリース メインストリーム 延長サポート
Windows Server 2008 2008年 2015/01/13 2020/01/14
Windows Server 2008 R2 2009年 2015/01/13 2020/01/14
Windows Server 2012 2012年 2018/01/19 2023/01/10
Windows Server 2012 R2 2013年 2018/01/19 2023/01/10
Windows Server 2016? 2016年予定    
  • SQL Server
Version リリース メインストリーム 延長サポート
SQL Server 2008 2008年 2014/07/08 2019/07/09
SQL Server 2008 R2 2010年 2014/07/08 2019/07/09
SQL Server 2012 2012年 2017/07/11 2022/07/12
SQL Server 2014 2014年 2019/07/09 2024/07/09

ざっくり、OSのサポートもSQL Serverのサポートも、5年/10年のサポート期限になっている。クライアントOSも概ね期間は同じ。

メインストリームサポート中は、セキュリティ更新・機能拡張を含む更新プログラムがサポートされるほか、インシデントサポートが提供される。延長サポートに入ってしまうと、更新プログラムは、セキュリティのもののみになる。(ただし、有償にてセキュリティ以外のサポートを購入できる。)